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河向こうのフェスティバル



Madeiraへ

9/24-25
前週末にBalernoまで皆でサイクリングしていたとき、娘がキャンプに行ってみたいといったのがきっかけで、寒くなる前に急遽キャンプに行くことに。キャンプとはいってもハードコアではなく、Wigwamを利用したもの。探し始めてみると、けっこうあちらこちらにWigwam施設は多いもの、どこも満員。やっと見つけた場所はDumfriesの近く。ところがあいにくの雨。Dumfriesの近くのIndoorソフトプレイで娘を放牧し、キャンプ場に向かう。大きさ4畳くらいの小さなWigwamなのだが、電気も暖房もある。早速宿の人に聞いたパブに行くが、これが外れで、肉は硬いし、食器は洗剤臭が残っているし。ここ最近、イギリスの食の質も上がってきて「あちゃー」と思う食事が出てくることはまれになったのだが、これは久々のはずれ。でも10年前はけっこうこのレベルがデフォルトだったから、この10年でかなりの進歩だ。
宿に帰ってからは相変わらずの天気なのでそうそうに寝るものの、カンテラを持って外にトイレに行ったり、寝袋に入ったりするのに娘は結構うれしそうだった。翌朝は雨は止んで、持参のコンロにてうどんの朝食。キャンプ場を散歩して、Cream o’Gallowayへ。このあたりで有名なアイスクリームメーカーの施設だが、アイスだけではなく、アスレチックや網をはりめぐらせたアトラクションがあり、なかなか楽しかった。

10/20秋のハーフタームを利用してMadeiraへ。直行便で4時間ほど。夜7時ごろに到着しタクシーにてFunchalへ。山の斜面に広がった街で夜景がとても美しい街だ。中心部に近いところに今回初めてAir B&Bをつかってフラットを予約。オーナーのセバスチャンさんは同じ敷地に住んでおり、鍵の受け渡しもすんなり。Studioタイプの簡素なフラットだが、1週間で300ポンド以下とすばらしいコスパだ。早速街まで歩いて広場に面したレストランで夕食。お肉やこの地方独特のガーリックバターをしみこませたサツマイモの粉入りパン(ボロデカコ)が美味。
10/21 早速朝ラン。海まで走り、市場に行き、珍しい果物や朝のパンを買って帰ると、娘がプリントをさせられていた。ホリデー中も平常運転。実はこの日は結婚10周年。旧市街まで皆で歩いて、ロープウェーに乗り、Monteへ。8月にあったという山火事のあとが痛々しい。頂上では小さな公園や教会をめぐって、この日のメインイベント、トボガン。フンシャルもマデイラの島全体もとにかく急斜面が多く、信じられないような斜面ばかり。そんな斜面を存分に生かしたこのアトラクション(急斜面をおじさんが操作してくれるそりで降りるだけなのだが)は歴史もあるもので、道は積年のすべりのせいでつるつる。最初は怖がっていた娘も大興奮だった。終点はMiddle of nowhereでタクシーが連なり、「街の中心部までは歩くと遠いぞ」と脅されるが、ぐんぐん坂を下るとそうでもない。途中で見晴らしのよいカフェで軽くランチを食べて、その夜はMadeiraの中でもお高めのレストランへ。盛り付けも美しくて普通に美味しかった。夜はどしゃぶりの合間を縫って帰宅。
10/22 車を借りて娘の行きたがっていたWater Parkへ。ところが行ってみると、9月末でクローズのようで「Madeiraで泳ぐんだ」と張り切っていた娘はがっかり。仕方ないのでCamachaという籐細工などの工芸が有名な街へ行き、ランチ。山盛りのケバブを食べておなかいっぱいになったところで、近所の公園で娘を放牧。すっかり機嫌を直してくれたのでよかった。その後は、世界で2番目に高い崖であるCabo Giraoへ。床が透明になっていて海を透かしてみることができるので、最初はおそるおそる立つのだが、だんだん楽しくなってくる。おなかがいっぱいだったので夜はスーパーで買い物をして家で食べる。
10/23 滞在の間、あいにくのことにあまり天気がよくない日が続いた。この日は午後からは雨が降る予報だったのではやめに出て、Ponta de Sao Lourencoへ。駐車場から始まる10キロあまりのWalkingコースは岬の突端まで行ってかえってくるしながら歩コース。景色もダイナミックだし、起伏に富んでいるし、岬の突端からは駐車場がうかがえるので、どれだけ歩いたか目にしやすいし(子供のWalkingでは見えやすい目標設定するのが重要)、最高のコース。最後には雨に降られながらも娘も張り切ってすべて自分の足で歩きとおした。いっぱい歩いた後は、Canicalの街でランチ。このランチはOne of the bestでふじつぼのような貝やエビ、骨がぽりぽりしていていかにもカルシウムが取れそうな魚のフライなど満腹になった。夜はまたもやスーパーでチキンをかってきて家ご飯。はじめてフラットで長く滞在する旅行をしたが、スーパーでの買い物が楽しくなるし、手に入る材料で工夫して料理を作るのも楽しみなので、なかなか楽しいものだ。
10/24
朝から雨だったが、出かける。まずはマデイラワインのHenriques & Henriquesへ。いくつかTastingさせてもらうが、よりポートワインに近い甘口のワイン(両者とも発酵途中でブランデーを加える)に発酵後にブランデーを加えるのでシェリーのような味わいになる辛口、両方とも味わいが違ってとても美味しい。娘に少しなめさせたところ、気に入って何度もなめていた。せっかくの機会なのでお土産用もかねてたくさん購入。その後は雨の合間を見て山登り。コースが長いので、仕方ないので途中で引き返し、水道管のメンテナンスのため急斜面に作られた道を登る。途中でハチがいたので見ると、ねずみの死体が。娘を夫がだっこして通り過ぎる。途中でまたもや雨に降られたが、この日も2時間くらいWalking。その後Grutas Sao Vincenteへ。洞窟の看板を見て入ってみたのだが、なかなか楽しいAttractionで、まずは洞窟のツアーをして(人工のライトに照らされて育ったコケが美しい)、その後火山の噴火でできたマデイラの歴史にちなんでいろいろな火山の展示をみたり。おなかがすいたので、夜はMiddle of NowhereのSao Cristovaoというレストランへ。太刀魚のフライやシーフードリゾットがとてもおいしく、絶景のレストランだった。
10/25
朝からめずらしく天気が悪くなかったので、この機会を逃しては!とPico Ruivoへ。Madeiraで一番高い山だ。Achada do Teixeiraまで車でのぼり、そこからは頂上を目指す。それほどきついコースでもなく、Walking3日目の娘もらくらくと上っていた。頂上からは山の連なりも見え、遠くには海を望むこともでき、これもすばらしいコース。本当はもう少しこの近辺でWalkingかドライブを楽しみたかったのだが、家の鍵をなくしたことに気づき、昼食の後、急いで家に戻り、大家さんに連絡。すぐに戻ってきてくれて別の鍵を渡しくださる。よかった!その後は街へ行き、Taverna Madeiraで夕食。ここもすばらしいレストランでTapas形式でいろいろとオーダー。特にパンとFish Cake、そして太刀魚のフライが絶品だった。
10/26 
マデイラ最終日。あいにくの雨。Jardim Do MarでストップしてWalkingを試みるが雨で断念。その後西端の岬Ponta De Pargoへ行き、そこでランチ。雨が続く中を、娘が寝ているのをいいことに、内部のBロードを通るものの、どしゃぶりなので何も見えず。晴れていたらきっとすごく野生的な風景が広がっているのに残念。またもう少し気候のよい頃にWalkingをしに戻ってきたい。夜はまたもやTaverna Madeiraへ。
10/27
最終日。朝からまたRunning。街に出てランチをしてぶらぶらと港を歩いておしまい。とてものんびりとした旅行だったが、もっとやってみたいWalkingコースもあるし、ヨーロッパの島にありがちな、妙に観光地すぎるわけでもないMadeira。またいつかこようっと!
Mikiko Abe
by royalfestival | 2016-10-20 23:37 | Travelling light
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ロンドン・エジンバラ生活備忘録

by royalfestival
「あの青い空の波の音が聞えるあたりに
何かとんでもない落とし物を
僕はしてきてしまったらしい

透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしまった」
かなしみ 谷川俊太郎 二十億光年の孤独より

忙しい日々の中で落し物をしないよう、書き留めなくちゃね ロンドン生活備忘録。
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