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Happy Happy Wedding 2

結婚式が終わると写真や皆との挨拶もそこそこに、2次会のためのイメージチェンジ。1次会は夜会巻だったが、2次会はもう少しカーリーな感じ。楽しいなあ。しばらく時間があったので、今宵の部屋へ。何とスイート。友人がここのホテルで働いている後輩に働きかけてグレードアップしてくれたよう。ほんの少しの時間しか過ごせなかったのが残念なくらい、広くて快適で夜景のきれいな部屋だった。しばし一息ついてすぐにタクシーで2次会会場の表参道へ。タクシーから降りて少しの間ドレスのまま歩かねばならなかった。こんな街のど真ん中で「注目されてしまうわ!」と思ったのだが、何故か皆無関心で、ちらっと見る人くらいはいるものの、「うわあ お嫁さんダー」と立ち止まったり、写真をとったりする人は皆無。私ならば、観光地などに行ってお嫁さんをみると、「うわあ」と思い立ち止まってじーっと見る(その後、「意外とふけた花嫁だった」などと毒舌を吐くが)。単に私の花嫁姿がジミだったのかもしれないが、関係のない人への徹底した無関心というか、自分のことだけで手一杯というか、日本って怖い。わき目をふることに慣れていないのだろうか。

会場に到着すると、早めに来て準備をしてくれている2次会幹事の友人Kが。本日はお世話になります!なんだかスーツをびしっと着こなしててきぱきと動いており、非常に心強い。そういえば彼女は私の引越しのときも私にとりかわって全て仕切ってくれたな。彼女のような友人がロンドンにもいればよいのだが・・・受付をしてくれる高校時代の友人、司会をしてくれる友人たちも次々に到着してくれて準備にせいを出してくれる。そうこうしているうちにゲストが続々と到着。

懐かしい顔がたくさん。次から次へと続々と人が来てくれるので、一人一人とは、挨拶程度しか交わせないのが本当に残念。中学時代の友人、バイト時代の友人、ロンドンでであった友人、全部で80人以上もの人が集まってくれた。自分の歴史を見ているようで、また彼の歴史も見ているよう。ドイツやイタリアの結婚式は2日がかりくらいで大掛かりにやることが多いということだけれども(少なくとも半日以上はたっぷりと)、本来ならばそんな結婚式にしたかった。半日くらいあればいろいろな友人と座って語り合うことも出来ただろうに。たったの3時間弱ではね。

皆さんが集まってくださったところで改めて入場。今回司会をしてくれたのはロンドン時代の友人で元テレ東のアナウンサーだったということもあり、本当に玄人はだし。彼女の華やかな気の効いたコメントの横で、彼の友人がびしっと引き締めてくれた。海外の結婚式のパーティーといえば音楽とダンスがつきものだが、80人もぎちぎちに入った会場、また日本人のメンタリティーではちょっと難しい。そこでゲームとして私がどうしてもやりたかったのは人名ビンゴ。見知らぬ人と名前を交換してビンゴの用紙に埋めてもらい、人の名前でビンゴにするというゲームなのだが、知っている人同士での同窓会気分というのもよいのだが、せっかく職業も年齢も様々な人たちが集まっている会であり、それにとても素敵な友人ばかり。そんな人たちが少しでも知り合うきっかけができれば、と思ったのだ。こうしたきっかけがなければ、他人に話しかけることは、日本では難しい(欧米だと適当に近くにいる人と話して盛り上がったりするのだが)。なので2次会の打ち合わせのときも「ちょっとそれは日本では難しいのでは」という懸念の声を振り切り強行してしまった。参考になればと思い、全員の一言紹介を載せたパンフレットも作り、名札もつけてもらった(こうしたパンフレットを作りながら、それぞれの友人のことを思い出していくのは楽しい作業であった)。その甲斐が多少あったのか、人名ビンゴ開始の合図とともに、皆がミックスしてくれたのでよかった。ただ、その間主役である我々のところに誰も話しかけてくれず(我々がサインをすることはできなかったのでゲームには役立たずだったのだ)、皆が盛り上がっているなかポツネンとしてしまったのは想定外ではあったが。

その後はスピーチ。私のほうからの友人は、高校時代の悪友3人。「どこまで話していいの?」と聞かれたので「何でも別にいいよ」と言ったら、思いっきり毒舌をちりばめたスピーチにしてくれた。案の定。同じように思っていたらしい別の友人から彼女たちは絶賛の嵐を受けたよう。弟すらも、「あの出来のよいスピーチの原稿くれませんか?」と言っていた。非常に遺憾だ。そのあとスピーチをお願いしていた方が来ない。Emailを使わない方だったので、「また」英国郵便のせいでもしや招待状が届かなかったのではないか、と真っ暗になった。結局、私が間違えて日にちを最初に口頭で伝えてしまったため、翌日と思ってしまっていたよう。翌日会場に来て既に終わってしまったことを聞いた彼女はいかにがっかりしたことか、いつもいい加減に口約束をする私にとって痛すぎる失敗だった。申し訳ない・・・大人のその方は「招待状で再度確認しないほうも悪いのですよ」とおっしゃって許してくださり、水に流してくださったが。今回の結婚式で唯一悔やまれることだ。そんな中でピンチヒッターで英国で知っているおじさん3人組がそつないスピーチをしてくださった。その後は以前の会社の先輩とその旦那さんによるファゴット演奏。モーツアルトの曲だった。どこかユーモラスで暖かいファゴットの音色は私たちが目指していた会の雰囲気にぴったり。

暇を見て友人に話しかけにいったり、ビンゴの当選発表をしている間にあっという間におひらきの時間。スピーチでは、スタッフへの挨拶など必要なことをちっとも言わず、1次会と同じスピーチをもごもご繰り返している彼にやきもきして、マイクを奪ってロングスピーチ。「カカア天下なのがバレバレな式だったね」「あんなにお嫁さんが話す結婚式は初めてみた」と女性主導の昨今の世の中を反映したかの会の印象となったようだ。まあ、二人はこういう位置関係(というか上下関係)のままずっといくのだろうなあ。

皆さんを見送り、中にも入らず外でずっと受付など作業を進めてくれた友人ふたりと話したりして、ホテルへ帰宅。ホテルの部屋を入るや否や、まさしく入口でドレスを脱ぎ捨て、きついコルセットのような下着も脱ぎ捨て、痛く突き刺さっていたピンも取ったときのあの快感。嬉しく楽しい1日の中でもまさにクライマックスの開放感を味わったときだった。お風呂に入り、弟とそのフィアンセ(彼らは実は1ヶ月と1日後の「いい夫婦の日」に晴れて入籍。我が家はおめでたいこと続きである)とラーメンを恵比寿の山頭火へ食べに行く。1日殆ど何も食べなかった(披露宴の二口くらいと、2次会のケーキ3口くらい)ので、先ほどお風呂で体重を量ったときには朝よりも1.5キロも痩せていた。そんなダイエット効果も深夜の1.5杯のラーメンで雲散霧消だ。

忙しい目まぐるしい1日だった。でも結婚して、皆に披露できてよかったな。素晴らしい家族が、友人が自分の人生を彩ってくれていることを、目一杯感じた1日であった。



by royalfestival | 2006-10-22 01:54 | Home Sweet Home | Trackback(4) | Comments(0)
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「あの青い空の波の音が聞えるあたりに
何かとんでもない落とし物を
僕はしてきてしまったらしい

透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしまった」
かなしみ 谷川俊太郎 二十億光年の孤独より

忙しい日々の中で落し物をしないよう、書き留めなくちゃね ロンドン生活備忘録。

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